インターナショナル・テーラーズ・クラブ（ITC）の歴史について
都道府県に１店舗
「インターナショナル・テーラーズ・クラブ」（ITC）は1966年、英國屋創業者・小林新三郎氏が中心となって日本のテーラー地域一番店が結集して結成されました。業界のリーダーとして、法人格であり、技術者を雇用し、オーダースーツの基本である入念な手仕事で仕立て上げることなどをクリアした会員が入会条件となっています。ピーク時は北海道から沖縄まで、約40名近い会員がありました。当時の主な会員は、東京・英國屋・銀座テーラー、静岡・アクロス辻源、福島・紳士服装カンノ、金沢・平井、富山・ゴソー、名古屋・テーラー神谷、京都・三条有本、大阪・紳士服松崎、神戸・柴田音吉洋服店、姫路・テーラー大松、高松・吉原、福岡・テーラー後藤、熊本・泉洋服店、鹿児島・三洲堂、宮崎・冨山洋服店など。常に一流を目指す
ITCの活動は、1年に1回、会員が集まり、その時の話題、タイムリーな情報を収集するための講師を招いて勉強会をする。時代の最先端をいく超一流のホテルに宿泊し、情報交換をすることなど、常に一流を極める。また、服地の仕入れにおいては、海外との緊密なパイプを活用する、英国サビルロウ新進気鋭テーラーとの交流を通じ、グローバル＆クオリティーの高い洋服をお客様に提供する。その実力、功績が評価され、東京都千代田区１番町１にある英国大使館に招かれ、晩餐交流も深めています。ITCが新たなスタート
バブル崩壊後、廃業・退会するなど、会員数は大減少。平成20年（2009年）ころを境に、積極的な活動は休止していく。 令和2年（2020年）4月に、日本で最も古い歴史を誇る起業明治元年の神戸・柴田音吉洋服店が、幹事店となり3社に呼びかけて新たなスタートを切りました。ITCの目的
ITCはグループでのチーム・マーケティングによるWEB戦略を展開し、本物を求める消費者を対象に全国に情報を発信し、最高級ファッション市場で確固たるグループになる事を目的としています。ITCを会として正式に登録
柴田音吉洋服店の柴田音吉氏（5代目）は今後、海外の著名一流テーラーを名誉会員として迎え、60年近くの歴史・伝統を誇るITCを永遠に存続させるために、令和4年（2022年）秋にITCを会としての商標登録を特許庁に申請し、喜ばしいことに令和5年（2023年）春に受理されるに至りました。同時に、代表幹事に就任し、国内のハンドメイドのオーダー・スーツに特化したビスポーク・テーラーを正会員とし理事会員を含め約10店舗を入会予定しています。※下記メディアで報道されました。
英国大使館NO.5ハウス前で（1998年1月21日東京）。前列右から4人目 神谷氏、左から1人目 武田氏（事務局）、3人目 柴田氏。最後列右から2人目 鰐渕氏
英国大使館NO.5ハウスでの食事会
中央・柴田音吉氏
英国サビルロウ新進リチャード・ジェームスとの交流（1996年8月3日ロンドン）
柴田音吉氏訪問
海外展示会での仕入れ（1996年5月10日パリ）
右側・柴田音吉氏
センチュリー・テーラーズ・クラブ（CTC）の誕生の経緯
本物を求める消費者のために、柴田音吉洋服店の企画・提案で上記ITCのメンバーのうち理事会員4店が『センチュリー・テーラーズ・クラブ』（CTC）をオリジナル・ブランドとして、WEBサイトを通じて令和3年（2021年）春より全国に情報を発信開始しました。
紳士服のハンドメイド仕立てを中心に、テーラーとしての本流を一貫するためにテーラー＝サスティナビリティ（継続性）を経営理念として、日本の洋服文化の発展を目指します。
令和5年（2023年）春に、上記ITCのWEB戦略が成功し、最高級ファッション市場において確固たる地位を築くという当初の目的がある程度達成されたため、近い将来、理事会員を新たなメンバーに一新し、更なる高嶺を目指します。
BOARD MEMBER（理事会員）にITCへの参加が承認されたテーラー及び取引商社は、それぞれJOINT MEMBER（正会員）及びASSOSIATE MEMBER（賛助会員）として登録されます。近い将来、ロンドン・パリ・ローマ・ミラノの世界的に有名な超一流テーラーをOVERSEAS MEMBER（海外会員）として迎える計画です。
インターナショナル・テーラーズ・クラブ 40周年記念パーティー
記念撮影（2002年2月12日東京）
食事会
右手前・英國屋 小林明氏
OVERSEAS MEMBER
JOINT MEMBER ＆ASSOSIATE MEMBER
| 社名 | スキャバルジャパン株式会社 |
|---|---|
| 事業目的 | スキャバルブランドの紳士服地、服飾品の販売 |
| 設立 | 1996年7月1日 |
| 所在地 | 〒 541-0047 大阪市中央区淡路町2-6-10 |
| 電話 | 06-6232-2755 (Fax) 06-6232-2760 |
| 資本金 | 50百万円 株主（伊藤忠商事㈱ 80％ SCABAL S.A. 20％） |
O.SHIBATA&SONS LTD