紳士服 松崎
■大正元年(1912年)創業■〒541-0041 大阪市中央区北浜3丁目1-21松崎ビル1F
■TEL:06-6226-0300
大阪の老舗、名門テーラー。技術の松崎と呼ばれ、日本では卓越技能者(現代の名工)を最も多く輩出したテーラーとしても知られており、その仕立ては「30年経っても型崩れがない」とお客様から支持され続けている数少ないテーラーです。
昭和初期に、業界の専門書「テイラー」「洋装研究」を発刊。当時一般的であった「短寸式」に対しバストサイズを基本として、各パーツのサイズを割り出す「胸寸式」を考案しました。「裁断基本研究」「松崎式裁断全書」「洋服の裁断と補正」を発刊し、紳士服のパターンの一つを構築し、これらは現在国立国会図書館に蔵書されています。
また、その中より抜粋された製図が「American Gentleman and Sartorial Art journal」に欧米外で唯一掲載され、ワシントンD.C.にあるthe Library of Congressに保管されています。
現在、若手の採用、育成には特に情熱的で、業界の人材育成に多大な貢献が評価されています。自社ビルの工房では、CADを備え、型紙のグレーディング(補正)をコンピューター化し、テーラーメイドの世界でデジタル化をいち早く進めています。また自社の縫製だけでなく、東京の一流店からの仕立ても受けるなど、業界の活性化にも尽力しています。
創業者の言葉「我國の流行を正しく導いて行きたい。これが国家に對する大きな御奉公である」を、「服飾文化を通じて社会へ貢献すること」と昇華させ、「wear in happiness」をテーマに企業理念、ビジョン、服作りのコンセプトを貫いています。