最高級のテーラー「センチュリー・テーラーズ・クラブ」

1．イタリア：発色がよく美しい見た目が特徴

イタリアのビエラという地域は、世界最高水準の毛織物産地として栄えています。スーパー120～180までの細番手の糸を使った生地が多く、柔らかくて滑らかな生地感がイタリアの生地の特徴です。
発色も良く、見た目の美しさに優れています。

しかし、他の産地で作られる生地よりもウールにシルク・リネン・コットンなどをブレンドし、ファッション性に重点をおいている傾向にあります。

2．イギリス：ハリとコシがあり防寒効果が特徴

イギリスで代表的な産地は、ヨークシャーのハダースフィールドです。生地は縦横ともに糸を2本よった「双糸」で織り上げているのが主流です。ハリ・コシがあり、しわになりにくい生地が特徴的です。

イギリスは寒さが厳しい国なので、ツイード・フランネルなどの防寒効果のある生地が好まれています。

3．日本：耐久性の高さが特徴

日本の代表的な産地は、現在の愛知県西部にあたる地域で、通称「尾州」と呼ばれています。

日本のスーツのルーツはイギリスにあるため、生地の特徴はイギリスの生地に近く、ハリ・コシが強い生地が特徴的です。
耐久性も高いので、長持ちします。一部国産メーカーは、世界水準の高品質の生地を生産しています。

1．季節感に合わせて選ぶ

スーツは、春夏秋冬どの季節でも形が変わりません。半袖・短パンはなく、常にジャケットにスラックスのスタイルです。そのため、季節に合わせて素材を変えて着用します。

春夏は薄手で光沢がある、滑らかな表面の生地がおすすめです。ウールにモヘアをブランドしたものやシルク、リネン、コットンのような清涼感がある素材が好まれます。

一方で秋冬は、肉厚で起毛感があるウーステッド素材がおすすめです。カシミヤやキャメル、アルパカやフランネル、ツイードなどは密度が高く、保温性が高い素材が用いられます。

常に形が変わらないスーツでも、生地を変えれば季節に合ったおしゃれが楽しめるでしょう。

2．産地が違う素材を使い分ける

世界でスーツ生地の産地と呼ばれる3大産地の中からイギリスの生地と特徴が似ている日本を除き、イギリスとイタリアの生地は、上記で紹介したように特徴が大きく異なります。

特徴が異なる生地を使えば、スーツの見た目にも違いが生まれるでしょう。

イギリスの生地は厚手でしわになりにくい素材が多く、発色に渋みがあって大人っぽい雰囲気です。ハリ・コシが強く仕立て映えするといわれており、型くずれしない耐久性の高いスーツが仕立てられます。

一方でイタリアの生地は繊維が細くて滑らかであるため、光沢があり色柄も鮮やかです。
ドレープ性もありドレッシーな雰囲気のスーツが仕立てられます。

それぞれ用途を考えたうえで、どちらの生地を使うかを検討しましょう。

3．実際に生地を当てて確認する

生地をチェックする際の3つのポイントは「光沢」「柔らかさ」「ストレッチ性」です。実際に体に生地を当ててみると、3つのポイントが確認できます。

光沢が上品かどうか、感触が柔らかいかどうか、そしてストレッチ性があり着心地が窮屈ではないかをチェックしてください。

体に生地を当てると、立体的な見え方が確認できます。また、生地感だけでなく肌と色味の相性もチェックできるでしょう。

センチュリー・テーラーズ・クラブ（CTC）では、日本最高のテーラーとしてオーダーメイドスーツを仕立てております。これからオーダーメイドスーツを仕立てたいとお考えの方は、ぜひ日本最高のテーラー、センチュリー・テーラーズ・クラブ（CTC）にご依頼ください。