最高級のテーラー「センチュリー・テーラーズ・クラブ」

1．カウンセリングを受ける

まず行われるのは、テーラーやフィッターによるカウンセリングです。カウンセリングでは、予算・スーツのイメージなどの共有を行います。希望を伝えたうえで、プロの意見を聞きながら思い描くスーツ像を明確にしていきましょう。

カウンセリングの段階で、テーラーと話がかみ合わない、テーラーの技術が不安、理想のスーツが実現できそうにない、と感じた場合は別のテーラーを探してください。カウンセリングは、テーラーやフィッターとの相性を確かめる、という意味でも非常に重要です。

2．生地やデザインを選択する

ある程度スーツ像が明確になったら、実際に生地やデザインを選びます。オーダー方法によって選べる生地・デザインは異なりますが、フルオーダーならどんな生地でも選択可能です。

テーラーが生地の着分と見本を取り寄せているので、お店で世界中の生地を確認できます。お店によって取り扱っている生地の種類が異なるため、好みに合った生地を取り扱っているテーラーを見つけましょう。

デザインは大きく分けるとシングルブレストかダブルブレストかですが、さらにポケットの形・ラペルの形状などのディテールも含め、一つずつディテールを決めていきます。

3．採寸をする

テーラーもしくはフィッターが、全身の15カ所以上を細かく採寸します。パターンオーダー、イージーオーダーの場合は、採寸後にゲージ服と呼ばれる服を試着し、それをベースに調整することが多いです。

フルオーダーではより細かな採寸を行います。しかし、着心地の良さやフィット感を実現させるために採寸は欠かせない時間です。採寸時は時間に余裕をもってお店に行くようにしましょう。

4．生地をプレスする

フルオーダースーツ1着を仕立てるために、表地・裏地以外にも芯地・ボタン・ファスナーなど何種類かの素材を使います。生地や素材によって伸縮率が異なり、そのまま縫製すると型崩れしてしまうので、素材に合わせた地のし（蒸気）プレスを行わなければなりません。

プレスをしスティームを施しておくと、型崩れが起こらず長持ちするスーツが仕立てられます。

5．型紙を作成・カットする

オーダー方法によって異なりますが、フルオーダーの場合は技術をもったテーラーが自ら型紙を作成します。

その後布目を整えて毛並みを確認し、柄を合わせる作業はとても重要なポイントです。どれだけ仕立てが良くても布目や柄が合っていないスーツは美しいとはいえません。整った生地に作成した型紙を置き、トレースしたらチャコで線を引いて裁ちばさみでカッティングしていきます。

6．仮縫いと補正を行う

仮縫いは、着心地が良いスーツを仕立てるために必要です。生地を仕付け糸で縫い付け、完成形をイメージできるスーツを仮仕上げします。

仮縫いが完成したら試着を行い、フィットしているかどうかをチェックしながら補正していきます。仮縫いの試着時にデザインやディテールを最終決定するので、「完成してからイメージと違った」とならないようにチェックしましょう。

仮縫いの試着はフルオーダーの時のみで、パターンオーダーやイージーオーダーの場合は仮縫いの試着がありません。（一部イージーオーダーでは、オプションで仮縫いを行う場合もあります。）

7．本縫いをする

フルオーダーの場合は、仮縫いで見つかった変更箇所をパーツごとに分けて補正します。その後、フルハンドメイドで本縫いをしたら完成です。

パターンオーダーやイージーオーダーの場合は流れ作業の工場に依頼をして製作します。

センチュリー・テーラーズ・クラブ（CTC）では、老舗テーラーの職人技術で作るテーラーメイドスーツをご注文いただけます。以下でセンチュリー・テーラーズ・クラブ（CTC）の仕立てをご紹介しておりますので、ぜひご確認ください。